この幅3メートルの小さな旧街道はオランダ時代において政治・経済の中心であり、唯一の商店街でもあります。昔から「台湾第一街道」という美称を持っています。いまは「永泰興蜜餞行」(砂糖漬け屋)、「安平文化資産館」など少数の古い建物しか残っていませんが、各店にはそれぞれの特色があって、伝統玩具から記念品、ヒット商品までありとあらゆる品物を取り揃えています。もし人込みから逃れたいなら、「ジャスミン街」という小さな路地のほか、「剣を銜える獅子」という魔除けを飾った古い屋敷もあり、所々に点在した小さなサプライズを楽しめます。
奇美博物館
台南市北門区は雲嘉南風景管理所が企画した文化クリエイティブパークであり、「結婚撮影」をテーマにした「北門ウェデングスポット」を作り出そうとしています。完成前にすでに話題となり、ネット上でも数多く取り上げられたため、平日には結婚間近のカップルが撮影に訪れ、週末や休日にも塩田風景を味わおうとする人々が押し寄せてきます。一面の塩田の中に聳え立ってる、青い空と白い雲を背景にした水晶教会はもはや結婚撮影に絶好のスポットとなっています。
雍正三年に清朝から勅命を奉じて関羽を祭る祀典武廟となりました。また、神格化されたため、毎年の春と秋に盛大な祭典が行なわれ、やがて台湾全土で最大規模、そして唯一「祀典」というタイトルが使える武廟となりました。その尊い地位に匹敵できるのは「全台首学」の祀典文廟しかありません。
台南の孔子廟と言えば、名高い「全台首学」が直ちに頭に浮かんできます。一級文化財の孔子廟は明朝永暦19年(西暦1665年)に建てられ、現在は市の計画で孔子廟を中心とした孔子廟カルチャーパークとなりました。こちらではあちこちに人文、芸術、外国料理、B級グルメが点在し、のんびりとスローライフが楽しめる観光スポットとして人気があります。
国立台湾歴史博物館は多種多様な展示を通して、大人も子供も楽しめる場所となっています。特に「台湾の物語」をテーマに、様々な形で今まで台湾においての歴史、生活などを年代順に表現し、訪れた観客が分かりやすく理解できるように台湾の歴史の経緯をご紹介しています。
台南市中西区にある林デパートは、1932年に日本人の実業家林方一氏が出資して建てられた当時台湾最大規模のデパートであり、台湾で二軒目の大型デパートでもあります。長い年月の廃置を経て、1998年に市の指定文化財に選定され、2010年から2013年にかけて新しくリフォームしたあと、台南市文化局が民間企業に経営権を委ね、2014年に「クリエイティブデパート」として再出発し、再び台南の有名地となりました。
十鼓仁糖クリエイティブパークは台南市の郊外にあり、静かな森の小道を抜けて騒々しい都会から離れ、人々に文化・芸術に親しみやすい新天地をもたらしました。十鼓仁糖クリエイティブパークは7ヘクタールを占め、中には日本統治時代に建てられた古い倉庫が16軒もあります。2005年に十鼓が再建計画を立て、廃れてきた空間を生かすコンセプトのもとで、国際的にも知名度のある有名デザイナー劉国滄氏と葉世宗氏を迎え、改造事業を始めました。限られた資金を生かし、長年廃置された台湾製糖株式会社の仁徳車路墘製糖所に新しい生命を与え、百年の歴史を持つ製糖所を蘇らせました。十鼓が独自に創作した鼓楽を通じて、仁徳車路墘製糖所は鼓学をテーマにしたアジア初の国際芸術村として脚光を浴びました。
関子嶺温泉
台南市永福路二段、武廟の前にある武廟肉圓はわずか数台のテーブルしかない店ですが、営業時間となると、多くの客で賑わっています。米とサツマイモの粉でといだ皮に絶妙な味を持つ肉あんで有名になった武廟肉圓は、上等な豚肩肉を独自のたれで丸一日漬け込み、しっかりした食感で高い人気を集めています。営業時間はごご1時半から売り切れまでです。台南在住の人々はもちろん、ガイドブックを手にした外国人観光客も多く訪れます。
南紡ドリーム・モール
花園夜市は台南市で一番規模の大きい夜市で、『天下第一夜市』の美称を持っています。その高名を慕って押し寄せてくる人々で活気に溢れます。その賑わいぶりは名高い士林夜市と比べられるほど常に3~400軒の店が出ていて、大まかにファッション、グルメ、娯楽、百貨の四つのエリアに分かれています。そのうち、一番人気のあるのはグルメエリアで、炭火焼チキン、カジキのおでん、スパイシーな味のフィッシュボール、牡蠣フライなど絶対見逃せない美味がいっぱいあります。もし手頃な値段で楽しめる夜市を全部回りたいなら、せめて2時間以上かかりますので、のんびりと夜の時間を過ごす最適な場所と言えるでしょう。